非常に大事なニュースなのに、ここまで間が空いてしまったのはどういうことでしょうか…。
福島県いわき市の「まちポレいわき」様にて、シアターパスの運用がはじまっています。システムの導入は2月ごろ、今回は機器の納入もさせていただきました。これまでシステム化していなかったので、社内インフラ(主に有線LAN)からご相談いただき、必要な機器類を見繕うところから始めています。
また、それと同時にオペレーションもまったく新しくなるため、スタッフさんへのコーチングやマニュアル作成などでご苦労されたと思います。意外とすでにシステムを使われているほうがスムーズにすすむんですよね、新規より乗り換えのほうが。
今回(劇場側も)やりやすかったこととして、会員規約の刷新がなかったことが挙げられます。システムリプレースの場合はこれが意外と厄介でして、既存の会員様にはシステム変更による規約内容が変わることを周知し、ご納得いただく必要があります。個人情報等の取り扱いも変わるわけですから、中にはそれを良しとしない方がいらっしゃる場合もあります。
そうした事前のコンセンサスをとった上で、ようやくリプレースとなるわけですが、そこではまたデジタルな悩みが発生します。いわゆるデータの移行ですね。他の企業様が設計したシステムやDBから必要な情報を移行させるのはけっこう骨が折れます。会員様情報は絶対に必要なので当然ですが、作品データ等はちょっと面倒なのでやりたくない気持ちがあります。作品データを移行させても新システムのデータと紐づかせる部分も特にないので、できれば過去データは記憶のなかにだけ留めるという方向で…。
まあそんなこんなしてシステム運用がこなれてきた頃に、有料会員サービスとWeb予約(決済)をはじめることになりました。念には念をいれてピークを避け、GW終わりのタイミングから開始です。
(まちポレいわき様は有料会員サービスも新規で初導入だったのでやりやすかったです)
シアターパスだけでなく、有料会員サービスを含めたシステム導入に関わっていると毎回思うのですが、常連さんご贔屓さんがまず温かく迎えてくれるんですよね。これは劇場側のイメージと真逆で、多くの常連さんは便利になることを望んでいたりします。ご年配の常連様が多くて心配…という声を毎度のように聞きますが、意外にもそうした常連様のほうが積極的に新システムや有料会員サービスに前向きだったりします。
いちど気になってヒアリングしたこともあったのですが、多くの常連さんからすると
『Webで予約できるから、お気に入りの席を確保しやすくなる』
『どうせここで観ることに変わり無いから、有料会員になるのは当然』
『有料会員制度で鑑賞料金が安くなるなら何の文句もない』
といったコメントがあり、言われてみればそれもそうか、という感じでした。
古くからのミニシアターの閉館が増えてきましたが、逆に新しくオープンするミニシアターもありで、じんわりと新陳代謝しているのかなあと思ったりしています。
もちろん新しいところを応援したいのですが、古き良きミニシアターがシアターパスの導入で生まれ変わるのもの見てみたいと思っています。
