上映プログラムの組み方

使い方について

シアターパスは過去の映画館向けシステムの開発および運営ノウハウを最大限に活かして組み上げた新しいシステム/サービスですので、ワークフローに関しては洗練されていると自負しています。ここまで書いてきたマスタ登録作品登録フローもですが、上映プログラムを組んでいくのがとても簡単です。いちど説明を聞いたらすぐにできます。なんせコマを置いていくだけですから。

コンサートやライブ、お芝居なども同様だと思いますが、コマは「上映日+上映回」で構成されているものでして、それに出し物(作品)がくわわってプログラムとなります。このプログラムの例が

「シアターパス説明会 | 2023/9/8(金) | 10:00の回 」

といったもので、それに座席番号がくわわったのが販売チケットの単位です。さらにチケットの種類を掛け合わせて、

「シアターパスの9/8の10時の回、G-6の席は一般だと1,900円だけど、有料会員だと1,500円」

みたいな感じです。この構成を逆算していけば、登録に必要な作業もおのずとハッキリしてきまして、シアターパスは[作品]を選んで[上映日]の帯に置いていくと上映プログラムとなります。このワークフローを「コマを置く」と表現しています。

画面上の各スクリーンの帯には上映コマが置かれていますが、ここで複数スクリーンをお持ちの劇場様が気にするのは幕間がかぶっていないことかと思います。作品ごとに上映時間は異なりますから、うまいことズラしながら組んでいく必要がありますよね。これを数字上の計算だけでやるのはキツいと思います。自分だったら絶対にイヤですし、たぶん間違えます…。

そうしたこともあって、シアターパスでは帯にコマを置いていくワークフローにしました。視覚的にパっと見て幕間がかぶらないようにコマを置いていけますし、置いてから上映時刻をイジって前後させられます。これに慣れるともう手書きやExcelで考えていた頃には戻れないと思います。

ちなみにシアターパスは仮組み状態の上映プログラムをいったん印刷する機能(その紙をもって編成会議できるように)や、任意の日付に一括コピーする機能なども備えています。1週間同じ上映プログラムであれば、1日だけつくって残りの6日はコピーして終了です。

なお、このコマを置く帯のレイアウトは窓口販売アプリも同様だったりします。販売する立場で見やすく使いやすいというのは、組む立場でも同じということですね。

タイトルとURLをコピーしました