窓口販売での対応方法

使い方について

シアターパスはWeb予約システムまでも含めた映画館向けシステム/サービスですが、導入された事業者様がもっともさわるであろう部分が窓口販売用のアプリです。
こちらのメイン画面は上映プログラムの組み方でも書いたとおり、スクリーンごとの帯に置かれた上映回コマが並んだものです。リアルタイムで進行する現在時刻のバーがあり、それ以前は販売終了、それ以降は販売中となって色分けされています。これは映画館の窓口でチケットを買うときには、古から「○○を大人二枚」という感じでお客様に必ず作品名から言っていただくことに由来しています。…と大袈裟に書きましたが、まあ当たり前ですよね。
上映コマをクリックすると、座席選択画面に遷移します。この画面ではお客様ご希望の座席をクリックし、その座席ごとにチケット料金を割り当てていきます。有料会員様であればその価格を割り当てるためには一度会員認証が必要ですので、間違って有料会員価格で売ってしまうようなことはありません。カスタマディスプレイも組んでおけば、お客様側からも座席位置がわかって便利です。その際に「ご希望のお座席を〜」と促すとカスタマディスプレイをタッチしてしまう方が絶対にいらっしゃいますが、それはご愛嬌ということで…。

座席選択とチケットや割引が決まれば、精算画面に移動します。シアターパスでは、ここで他のチケットを買い足すこともできますし、会費の支払いを同時に行うこともできます。パンフやグッズと一緒に買うこともできて、チケットとレシートをあわせて出すことも可能です。
(2023/9/15現在は現金のみ対応ですが、年内には窓口でのクレジットカードやコード決済の対応を予定しています)
この精算時には預かり金を手入力するため、テンキーを別途PCに接続して利用されている事業者様が多いですね。ほとんどの操作は右手のマウスでできてしまうので、左手側にテンキーを置いているのをよく見ます。

もしかするとさらにモダンなインターフェースを実装した映画館向けシステムもあるのかもしれませんが、対人窓口である以上は使いやすさが重要かと思っています。シアターパスとは多少異なるものの、過去の映画館向けシステムでは現場スタッフさんたちから好評を得ていて、その声を受けて何度も改良してきました。短時間でものすごい数のお客様を捌く有人窓口で運用しながらブラッシュアップしてきたものなので、現在の画面はある種の到達点なのかなあと思っています。
とはいえ、今後にキャッシュレス決済に対応したり、チケットの買い方が変容してくる可能性もあります。引き続き今よりももっと良いものにするというスタンスで続けたいと思います。

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