登録ミス等での削除

使い方について

シアターパスにかぎらず、過去に販売した映画館向けシステムでも発生していたのが「間違った料金設定で販売してしまった」です。上映スケジュール(上映回コマ)に関してはすぐにセルフチェックできるのもあり、Webに表示されたものですぐに確認できるのもあり、ミスは起きにくいようです。対してその上映コマに紐づけるチケットの種類や割引についてはチェック漏れが起きてしまうようですね。実際のWeb予約システムでも販売フローで決済手前まで行かないとわかりませんので、ミスが発覚したときにはすでに販売済み…ということがありました。

こうした場合、間違ってセットしてしまったチケットや割引を外さないといけないのですが、すぐに削除することはできません。以前に書いた上映プログラムの組み方でもデータの構造に触れていますが、作品データに掛け合わされた日時や上映回のデータがチケットデータになり、販売されると販売データになります。ミスったチケットや割引は、すでにこの販売データの一部となっていますので、削除できてしまうとデータが壊れます。
壊れたデータが存在しているとどうなるかといえば、販売画面での操作や検索に影響を与えます。データ不整合というやつで、窓口販売アプリの挙動にすら影響します。よろしくありません。

そうしたことを防ぐために、シアターパスでは間違って生成されたデータの場合は簡単には削除できないようブロックをかけています。

もしこうした事態が起きた際には、まずは販売済みチケットを払い戻ししてクリアします。参照されていると思われる先から削除またはクリアしていき、最後にミスった設定を修正します。
とはいえ、システム導入初期にこんな場面で正確に手当をしていける方はほとんどおりません。すぐに本部へとお問い合わせいただければ大丈夫です。

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