シアターパスの機能で、今後に廃止していく予定のあるものを紹介します。
それはICカードによる会員認証機能で、シアターパス以前に販売していた映画館向けシステムではセットになっていたものです。使用イメージとしては、お客様が一度窓口でICカード（FeliCa搭載スマホまたはSuicaなどの交通系ICカード等）を登録して会員情報と紐づけておくことで、以降は窓口備え付けのICカードリーダーにかざすだけで会員認証ができるというものです。券売機や発券機にも同様の機能とリーダーを搭載していて、それなり（？）に利用もされています。
わざわざ落とす必要がない機能とも言えますが、今後にキャッシュレス決済端末を導入することを見据えますとちょっとICカードリーダーの存在意義が薄くなってしまいそうなのです。同居が難しいわけではないですが、お客様側に「かざす」「タッチする」「QRコードを読み取らせる」といったアクションが増えていっている現状を見ますと、これ以上お客様側に向ける端末を増やすのはスマートでないと感じました。
また、ICカードリーダーによる認証がスマホ等のマイページQR読み取りにとってかわられている現状もあり、お客様側が不便になることもないという判断です。QRコードを表示して読み取らせるのは初めていく映画館でもスムーズに行えますが、ICカードリーダーでの認証は先に登録する作業が発生します。「一度登録しておくと便利」は「登録の必要ナシ」には敵いませんよね。
ただ、この機能はスタッフ側での操作として残す予定です。ログイン時のスタッフ認証にはとても便利ですし、ここを「ID+パスワードの入力」だけにすると劇場様から怒られそうです…。
ちなみにスタッフアカウントには権限を設けてありますから、他スタッフや社員アカウントを聞いてそれでログインなどしないようお願いしますね。権限を越えた処理を行なった場合には問題になると思いますよ。システムはすべて記録していますからね。
